とんこつたんの本棚

読書と映画、アニメ観賞。いいなと思った作品を紹介します。何読もうかな、何みようかなーと悩んだときに参考にしていただけたら嬉しいです。

『愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ (光文社新書)』 岡田 尊司 著

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)

なーんか生きにくいな....

自分人付き合い苦手なだな....

人に気を使いすぎて疲れる。

 

こんなこと思ってる人も多いのでは?

 

本のタイトルから少し専門書のような雰囲気を感じますが、そんなことはありません。

一般向けに書かれており、また例(実はこの偉人が..!)も豊富で読みやすい内容になっています。

 

私はこの本の中の

ズバリ「不安定型」ドンピシャ!でした。

 

別に両親も大事に育ててくれたと思いますし、家庭もいたって普通。

でも長女(下に2人)というのが影響するのか?

幼少期に親からの愛情不足を感じていたのかもしれません。

妹がすぐ後に生まれてきたので、母親はそちらにかかりっきりになりますから、これは長女によく起こる現象なのかもしれない。と思いました。

 

人にうまく甘えられない。

頼りかたがわからない。

一度断られたら次頼みにくい。

人に期待しすぎている。

 

などなど。。。

うわぁ私じゃん。。。。

 

一方読めば読むほど末の妹は「安定型」。

 

人は人、自分は自分。

相手には期待しすぎない。

困ったら人に頼む。

頼られたらちゃんと対応できる。

 

うーん。人間としてよくできている。

末っ子はいつまでも「一番下の子」なので、人にうまく頼ることがうまいな。と思うことがあります。これはとても羨ましい能力。でもそれには、それを可能とする心理的な基盤があるのかも!と思ったり。

 

読んだ結果

  • 自分は人に期待しすぎて勝手に落ち込んでいることが多い

  • 他人はそんなに自分のことを気にしてない

  • 物事と人を分けて考える

  • 人は変えられない、変わるのは自分

なのかなーと思いました。

 

性格はすぐには変えられませんが、

 

「いや今自分が気にしすぎてるだけだな?そんなに気にしないでいんんだ」

「今怒ってるのって、自分が相手に期待しすぎただけだな?」

 

と少し冷静に考え直して、ちょっとずつ「楽な生き方」ができるようになるといいなーと思います。

 

呼んで損はないので、人付き合いに悩んだことがある人は是非読んでみてください。