「市子」
一緒になろう
そうプロポーズした後に突然失踪した「市子」
恋人の長谷川が彼女を探すうちに、彼女の過去が少しずつ明らかになっていく。
市子への感じ方は人それぞれだと思うのですが、私は社会のルールから少しでもハズレるということがこんなにも生きにくくなるのか、とゾッとしました。自分がどの国でどんな名前で所属しているか、この「情報」がいかに大切か。社会に所属する以上、このしがらみからは決して逃れることができないのだと、人間社会のシステム性の強さと同時に不自然さを感じました。
それとは別に市子を演じた杉咲花さんの演じる市子はミステリアスな雰囲気を醸しつつ可愛さもあり、その中に何か違和感を感じさせるという人物像で、とても魅力的でした。
アニメ [BLUE GIANT]
Amazon proime videoで見たBlue GIANT
めっちゃ良かった....
もはやジャスライブを見ているような臨場感
魅力的な登場人物たち
そして何か一つに打ち込める若さと熱量
めちゃくちゃ感動してしまいました...
思わずジャズが聴きたくなってしまいますね.
https://www.amazon.co.jp/BLUE-GIANT-%E5%B1%B1%E7%94%B0%E8%A3%95%E8%B2%B4/dp/B0CH6JGWC8
Dr.STONE 稲垣理一郎&Boichi 著
ジャンル : SF漫画、サイエンス、バトル、友情
アニメもやっていたのでご存知の方も多いかもしれません。
人類がいきなり全員、謎の光線で石化!? そこから3700年後...ストーンワールドで目覚めた主人公、千空は、科学の力で全人類を救うべくゼロから人類文明を立ち上げていきます。ネタバレになるのでいいませんが、あれを作ったりこれもつくっっちゃたり...ええっ、こんなの作れるの!? と、私の落ち込んだモチベーションが、読むたびに爆上がりしちゃう漫画です。
友情あり、バトルあり、心理学や化学物理学生物学何でもあり!こんなの今までなかったーー!
ほんっとにおすすめ!もうみんなに読んでほしい!科学が嫌いな人でもこれを読めば好きになっちゃうでしょ?!ジーマーでバイヤーよ。もう読んでいてワクワクが止まりません!唆るぜこれは....!
DNA誕生の謎に迫る! 遺伝子の本体DNAはどうつくられたか?構造、進化、複製から起源の謎をひも解く! (サイエンス・アイ新書)
★★☆☆☆
武村 政春 (著)
DNAは今では誰もが知っている物質となりました。遺伝情報を記録する、生命には欠かせない物質ですね。しかし、DNAがどのように誕生したか、知っていますか?
アストロバイオロジーやOrigins of lifeといった、生命がどのように誕生したのかを研究する分野があります。本書はその分野の中でも、特に遺伝情報を伝えるDNAに焦点を当てて、DNA誕生について説明しています。イラストが多く簡単な言葉で書かれていますので、軽い読み物として最適です。また、2−3時間あれば読めてしまう量ですので、新しく生命起源の研究を始めたい人が、ざっと情報を手に入れるために読んでみてもいいでしょう。
話す技術・聞く技術: ハーバードネゴシエーション・プロジェクト
ストーン・ダグラス, パットン・ブルース, ヒーン・シーラ著, 松本 剛史翻訳
個人評価:★★★★★
ジャンル:ビジネス、啓蒙書、テクニック
彼氏と話すといつも喧嘩になる、お父さんは頑固でいつも私のいうことを聞いてくれない、上司と交渉がうまくできない....
そんな誰もが悩んでいる「交渉」術を教えてくれる一冊。
- 人はいつも自分が正しくて相手が間違っていると思っている。
- 相手のことを自分は理解していると思っている。
- 相手を説き伏せようと思っているが、それは相手も同じである。
- 相手にも自分の知らないストーリーと、主張を裏付ける理由がある。
なるほど、私はいつも自分の意見が正しくて、相手にそれを「理解」させようとしていたんだ!この本を読んではじめてその事実に気付けました。
その上で、
相手が何を感じ、どんな背景を持ち、なぜ意見が対立したのか、相手を理解することから始める。それが大切なんだと気づきました。
私の父はかなり難しいので、そもそも「会話」ができません。父の言うことが全て真実であり、それ以外は間違っていて、自分の非を受け入れることができません。いや、私はそう感じていて、これが真実ではありませんね(私も自分の言うことが正しいと思っていると言うことが、この文面からわかります^^;)。しかし、きっとこれも彼が今まで生きてきた環境や立場が影響しているのでしょう。ここに私が「何でいつもそうなの?話聞いてよ!そんな態度間違っている!」と言っても、喧嘩にしかなりませんね。まず、なぜ父がそのような態度をとってしまうのか、普段何を感じているのか、何が辛いのか、話を聞くところから始めてみようかと思います。とても勉強になりました。
夏物語 川上未映子著
- 価格: 1067 円
- 楽天で詳細を見る
個人評価:★★★★★
ジャンル:小説、ヒューマンドラマ
主人公の夏子は小説家を目指し大阪から東京に上京してきた38歳。
子供の頃から貧乏で、姉の巻子と母とコミばあと一緒に暮らしていました。
ストーリーは妹の巻子と、巻子の娘である緑子が夏子の家に遊びに来るところから始まります。性を意識し始める年齢になり、体の変化に困惑する緑子と、豊胸手術を受けたいという巻子。別々の方面で性に悩み、また親子という関係にも悩む二人の親子が描かれます。
その後、困難な時期を乗り越えた巻子と緑子。
そんな頃、夏子は自分の子供に会ってみたい、と思うようになります。
しかし、夏子自身は性行をしたくない、という思いがあります。
私のここは、そんなもののためにあるのではない。
夏子は自分の体に対して感じます。
そこで行き着いたのは、第三者から精子の提供を受け、妊娠するという方法。
もらった精子を注射器などを使って自分で体に取り込むのです。
日本では夫婦にしか認められていない方法ですが、海外やSNSを通じた個人とのやり取りならば自分でも可能であると、考え始める夏子。
そんな中、精子提供で生まれたことで苦しみ、自分の父親をわずかな情報で探している逢沢と出逢います。夏子と逢沢は徐々に親密になっていきます。
その一方、夏子は子供や妊娠に関する様々な意見に触れていきます。
仕事をしていたら子供を作る暇がなかったが、それでよかった。
小説家に子供なんていらない、という編集者。
男なんていらないが、子供は素晴らしいものだ、という小説家の友人。
生まれてくることは、自分にリスクのない賭けをしている。
子供を産むことはエゴだ、という自分も精子提供で生まれた善。
一つ一つの意見で揺れ動きながら、夏子が最後に選ぶ結論とは。
非常に考えさせられる内容でした。
精子提供にかかわらず、性とは、生きるとは、子供を産むとは?
色々なことを考えさせられ、今まで考えてこなかった命題に打ちあったた気分です。
すでに様々な賞を受賞していますが、まさに一読すべき一冊です。
ぜひ読んでください。
小説の本編でも触れられているのですが、本全体が「大阪」を感じさせます。
文の流れ、言葉のリズム、表現でしょうか。
関西弁を使っていないのに、大阪を感じる小説でした。
主人公を取り巻く哀愁というか、気だるさや倦怠感、くすんだイメージが全編にあるのですが、主人公の気持ちが大きく揺れ動いたときに、その空気がバッと変わる感じが、もうぜひ読んでとしか言えないのですが、文章表現が本当に素晴らしかった。
特に最後の家に行き、電話がかかってくるシーンが好きです。
ぜひ読んでください。





