とんこつたんの本棚

読書と映画、アニメ観賞。いいなと思った作品を紹介します。何読もうかな、何みようかなーと悩んだときに参考にしていただけたら嬉しいです。

話す技術・聞く技術: ハーバードネゴシエーション・プロジェクト

 

ストーン・ダグラス, パットン・ブルース, ヒーンシーラ著, 松本 剛史翻訳

個人評価:★★★★★

ジャンル:ビジネス、啓蒙書、テクニック

 

彼氏と話すといつも喧嘩になる、お父さんは頑固でいつも私のいうことを聞いてくれない、上司と交渉がうまくできない....

 

そんな誰もが悩んでいる「交渉」術を教えてくれる一冊。

  • 人はいつも自分が正しくて相手が間違っていると思っている。
  • 相手のことを自分は理解していると思っている。
  • 相手を説き伏せようと思っているが、それは相手も同じである。
  • 相手にも自分の知らないストーリーと、主張を裏付ける理由がある。

なるほど、私はいつも自分の意見が正しくて、相手にそれを「理解」させようとしていたんだ!この本を読んではじめてその事実に気付けました。

 

その上で、

相手が何を感じ、どんな背景を持ち、なぜ意見が対立したのか、相手を理解することから始める。それが大切なんだと気づきました。

 

私の父はかなり難しいので、そもそも「会話」ができません。父の言うことが全て真実であり、それ以外は間違っていて、自分の非を受け入れることができません。いや、私はそう感じていて、これが真実ではありませんね(私も自分の言うことが正しいと思っていると言うことが、この文面からわかります^^;)。しかし、きっとこれも彼が今まで生きてきた環境や立場が影響しているのでしょう。ここに私が「何でいつもそうなの?話聞いてよ!そんな態度間違っている!」と言っても、喧嘩にしかなりませんね。まず、なぜ父がそのような態度をとってしまうのか、普段何を感じているのか、何が辛いのか、話を聞くところから始めてみようかと思います。とても勉強になりました。